ブランドバッグ・宝飾・時計を買い取り、業者へ売却する事業のための業務システムです。
買取明細書をAIが読み取って仕入明細にするところから、1点ごとの在庫、
オークション出品・卸し・新品販売の3つの売り方、入金までを同一のシステムで扱います。
本書はこれを4つの業務フローに分け、フロー図、実際の操作、完了までの記録の順で追います。
掲載している画面はすべて、実機に実データを入力しながら撮影したものです。
中古品は、同じブランド・同じ型番でも1点ごとに状態も買取額も違います。
このシステムの在庫は1点=1行で、ランク・シリアル番号・付属品・買取額・売却額を個体ごとに持ちます。
買取(仕入)から売却までの各段階で、在庫の状態は伝票の操作だけが進めます
(入荷待ち → 入荷済み → 引当済み → 出荷済み → 売却済み)。
在庫の状態を直接書き換える操作はありません。
本書は「仕入・入荷」・「売却・入金」・「オークション出品」に加えて、
古物営業法で保存が求められる「個人台帳」を追います。
同じ型番でもランク・状態・付属品・買取額は1点ごとに違います。在庫台帳は個体単位なので、どの1点がいくらで入り、いくらで出たかがそのまま残ります。
取引先から届く買取明細書(PDF・CSV・画像)をアップロードするだけ。AIが品名・型番・金額を読み取り、登録済みの商品へ照合して仕入明細の下書きを作ります。
オークション出品・卸し・新品販売。売り方ごとにフローが分かれ、どの売り方でも在庫1点ごとに売却額と粗利が残ります。
個人からの買取は本人確認・取引記録を個人台帳に残します。古物営業法で求められる記録がそのまま業務データになります。
取引先から届いた買取明細書をそのまま添付します。
AI解析が品名・型番・金額を読み取り、登録済みの商品へ照合して仕入明細の下書きを作ります。
人はランクを入れて確定するだけです。
確定すると明細1行につき在庫が1点ずつ生まれます(入荷待ち)。
現物が届いたら1点ずつ入荷・検品し、全点そろうと仕入は入荷完了へ進みます。
支払を確定すると仕入完了です。
橙の点線は、システムが自動で処理する部分です。
まず「仕入管理」タブを開きます。ここでは新しい仕入伝票を1枚起こして、届いた買取明細書を添付するまでを追います。
仕入の状態(新規 / 明細解析 / 仕入確定 / 入荷済み(一部) / 入荷完了 / 仕入完了)と、支払・検品の状態が一覧で分かります。
新しい仕入伝票は、左メニューの「仕入新規登録」から作ります。
まっさらな仕入伝票が開きます。画面のいちばん上に、この伝票のフローが表示されます (新規 →(明細解析 → 明細解析中 → 明細解析完了)→ 仕入確定 → 入荷済み(一部) → 入荷完了 → 仕入完了)。 新規登録画面を開いた直後は「新規」です。
登録済みの取引先から選びます。社名や取引先区分で絞り込むこともできます。
仕入名を入れ、仕入日をカレンダーから選択します。取引先区分は選んだ取引先から入ります。
取引先から届いた買取明細書をそのままアップロードします。PDF・CSV・Excel・画像が使え、複数枚まとめて添付できます。
画面上部の「登録」ボタンで登録します。
登録すると仕入番号 PC2608240011 が採番されます。
添付した買取明細書をAIが読み取ります。ここでは読み取った明細が、登録済みの商品へどう結び付くかを追います。
押すと仕入ステータスが「明細解析」に変わり、そのまま「明細解析中」へ進みます。
読み取りが終わると「明細解析完了」になります。
買取明細書の6行が、そのまま仕入商品リストになりました。
品名・型番・金額に加えて、登録済みの商品(商品ID)へ照合された結果が入っています。
照合できた行にはブランド・ライン・大分類・税込定価が商品データから入り、買取掛率(定価に対する買取額の割合)が出ます。
読み取りを直したい行は「編集」、AIの読み取りに戻したい行は「解析結果に戻す」で切り替えます。
読み取った明細にランクを付けて確定します。ここでは確定した瞬間に何が生まれるかを追います。
1行ずつランク(新品 / A / AB / B / B1 / B2 / B3)を選びます。 同じランクを全行に入れるときは「ランク一括反映」、手数料を全行へ入れるときは「手数料(税込み)一括反映」が使えます。
仕入ステータスが「仕入確定」へ進みます。
確定と同時に、明細1行につき在庫が1点ずつ生まれます(6点・すべて入荷待ち)。 商品IDが空の行は、新しい商品データとして登録されます。
買取明細書の6行が、6点の在庫になりました。1点ごとに在庫IDが振られ、仕入先・仕入日・商品IDが入っています。
現物が届いたら1点ずつ入荷して検品します。ここでは1点の在庫が持つ情報と、在庫の実績が仕入をどう進めるかを追います。
1点の在庫が持つ情報が並びます。商品情報(ブランド・ライン・型番・定価)は商品データから、 在庫ごとの情報(ランク・シリアル番号・付属品・在庫備考・画像)は個体ごとに持ちます。 仕入情報には買取額と買取掛率、売却情報には売却額と販売掛率が入ります。
在庫ステータスが「入荷済み」になり、入荷日に今日が入ります。
検品ステータスが「検品済み」になり、検品日と検品者が入ります。
この1点で見込める粗利(売却額 − 買取額)を入れます。売却したときの実績と突き合わせて予測差分が出ます。
未入力の在庫は一覧のアラート列に出るので、あとから探して埋める必要はありません。
6点すべてが入荷済みになりました。
在庫の入荷実績が仕入へ戻り、仕入ステータスが「入荷完了」へ進みます。 一部だけ入荷している間は「入荷済み(一部)」です。
仕入先への支払を記録します。ここでは仕入1枚が完了するまでを追います。
仕入支払ステータスが「支払済み」になり、支払日に今日が入ります。
入荷完了かつ支払済みになったので、仕入ステータスは「仕入完了」へ進みます。
人が押したのは「添付ファイルの明細を解析する」「この内容で仕入商品を確定」「入荷」「検品完了」「支払確定」の5つだけです。
明細の書き写し、在庫台帳への転記、仕入ステータスの更新はすべてシステムが行いました。
FLOW 01 で入荷した6点のうち3点を、卸し先へ売ります
(残り3点は FLOW 03 でオークションへ出します)。
在庫を選ぶとその場で引当済みになり、他の売却へは回せなくなります。
1点ごとに売却額を入れると、販売掛率と粗利がその行で出ます。
出荷日を指定してまとめて出荷すると、売却は「出荷完了」へ自動で進みます。
橙の点線は、システムが自動で処理する部分です。
まず「売却管理」タブを開きます。ここでは売り方を選んで、売却先を決めるまでを追います。
売却タイプ(オークション / 卸し / 新品)ごとに、売却の状態と入金の状態が一覧で分かります。
新しい売却伝票は、左メニューの「売却新規登録」から作ります。
「オークション」「卸し」「新品」の3つから選びます。選んだ売り方でフローも入力項目も変わります。 ここでは「卸し」を選びます。
売却タイプ「卸し」のフローが表示されます(売却商品選定中 → 出荷済み(一部) → 出荷完了 → 売却完了 → 取引完了)。
登録済みの取引先から選びます。
売却名を入れ、売却日をカレンダーから選択して「更新」を押します。
売却番号 SL2608240014 が採番されます。
売る在庫を1点ずつ選びます。ここでは在庫を選んだ瞬間に何が起きるかと、1点ごとの利益を追います。
「入荷済みの在庫を【引当済み】として追加」から、倉庫にある在庫を選びます。 売却タグを付けてある在庫はタグでまとめて追加することもできます。
候補に出るのは倉庫にある入荷済みの在庫だけです。ランクで絞り込め、商品名・ブランド・型番・仕入先も一緒に見えます。 チェックを付けてまとめて追加できます。
選んだ3点が明細になりました。この時点で在庫は「引当済み」です。他の売却の候補には出てきません。
★行を削除すると、在庫は「入荷済み」に戻ります。
1点ごとに税込売却額を入れます。
入れた瞬間に、その行の販売掛率(定価に対する売却額の割合)と粗利(売却額 − 買取額)が出ます。 合計行には買取 376,000円 / 売却 527,000円 / 粗利 151,000円、 買取掛率 42.4% ・ 販売掛率 59.4% が集計されます。
出荷日を指定して、引き当てた在庫をまとめて出します。ここでは売却1枚が完了するまでを追います。
出荷日をカレンダーから選択し、「【引当済み】の在庫を指定の出荷日でまとめて【出荷済み】にする」を押します。
3点すべてが出荷済みになったので、売却ステータスは「出荷完了」へ進みます。 一部だけ出荷している間は「出荷済み(一部)」です。
売却入金ステータスが「入金済み」になり、入金日に今日が入ります。
在庫ステータスを「売却済み」にします。これが1点の在庫の終点で、倉庫の在庫からは外れます。
税込 / 税別と Excel / PDF を選んで、この売却の納品請求書をそのまま出力できます。
人が押したのは「在庫を追加」「売却額を入れる」「まとめて出荷」「入金確定」だけです。
販売掛率・粗利の計算も、売却ステータスの更新も、システムが行いました。
FLOW 01 で入荷した6点のうち残り3点を、オークションへ出します。
出品するときに箱番を振っておくと、後日届く落札明細書をAIが読み取り、箱番で在庫と突き合わせます。
落札したか・いくらで落ちたか・手数料はいくらかが、1点ごとの在庫へそのまま入ります。
落札金額を手で書き写す作業はありません。
橙の点線は、システムが自動で処理する部分です。
売り方に「オークション」を選びます。ここでは出品先の市場を決めるまでを追います。
オークションのフローが表示されます (出品商品選定中 → 出品中 →(明細解析 → 明細解析中 → 明細解析完了)→ 売却完了 → 取引完了)。
出品するオークション会社を選び、開催回を含む売却名と売却日を入れて「更新」を押します。
売却番号 SL2608240015 が採番されます。
出す在庫を選び、市場で付く箱番を振ります。ここではあとで落札明細と突き合わせるための準備を追います。
候補に出るのは倉庫にある入荷済みの在庫だけです。チェックを付けてまとめて追加します。
1点ごとに、市場で付く箱番を入れます。
★この箱番が、後日届く落札明細書と在庫を突き合わせるキーになります。
出荷日をカレンダーから選択し、「この商品リストを指定の出荷日で一括出品」を押します。
売却ステータスが「出品中」へ進み、在庫は出荷済みになります。
開催後にオークション会社から届く落札明細書を添付します。ここでは解析が何を在庫へ書き込むかを追います。
届いた落札明細書をそのままアップロードします。PDF・CSV・Excel・画像が使えます。
売却ステータスが「明細解析」に変わり、そのまま「明細解析中」へ進みます。
読み取りが終わると「明細解析完了」になります。
箱番で突き合わせた結果が、1点ごとの行に入りました。
落札金額・手数料・差引の売却額が在庫へ入り、
「→更新」列には解析が判定した取引成立(成立 / 不成立)と、反映後の在庫ステータスが並びます。
落札 147,000円 − 手数料 14,700円 = 売却額 132,300円。 買取 105,000円に対して粗利 27,300円(販売掛率 42.5%)が1点ごとに出ます。
オークション会社からの振込を記録します。ここでは売却1枚が完了するまでを追います。
売却入金ステータスが「入金済み」になり、入金日に今日が入ります。
人が押したのは「在庫を追加」「箱番を入れる」「一括出品」「明細を解析する」「入金確定」だけです。
落札したかどうかの判定も、落札金額・手数料の転記も、1点ごとの粗利の計算もシステムが行いました。
FLOW 01 で買い取った6点は、3点が卸しへ、3点がオークションへ出ました。 在庫台帳の1行に仕入(仕入先・買取額・買取掛率)と売却(売却額・販売掛率)が並んで残ります。
個人から買い取るときは、本人確認と取引記録の保存が古物営業法で求められます。
個人台帳は、氏名・住所・生年月日・職業・本人確認書類に加えて、振込先までを1件にまとめます。
商品データはブランド・ライン・型番・定価を持ち、買取掛率・販売掛率の分母になります。
AI解析はここへ照合するので、商品データを整えるほど解析の精度が上がります。
個人からの買取ごとに1件を残します。ここでは台帳に何が残るかを追います。
整理番号・氏名・住所・電話番号・生年月日が一覧で分かります。
氏名・フリガナ・郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・職業に加えて、 銀行名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義まで1件にまとまります。
仕入先・売却先と、扱う商品を登録します。ここではAI解析の照合先になる商品データを追います。
取引先区分(オークション会社 / リサイクル業者 / 質屋 / 百貨店 / 卸売)で分けて持ちます。 仕入伝票・売却伝票の相手はここから選びます。
ブランド・ライン・モデル・型番・大分類/中分類・税込定価を持ちます。
買取明細書のAI解析は型番と商品名でここへ照合し、一致した行に定価と分類を入れます。
照合できなかった行は、仕入確定と同時に新しい商品データとして登録されます。