開発テーマ1件を単位に、年度の予算を組み、毎月の実績費用と工数を集めて、
対象年月 × 費目の粒度で予算と実績を突き合わせます。
実績は勤怠・会計・コラボフローなどのCSVから取り込みます。取り込む列の並びと文字コードは
画面で変更できるので、相手のシステムの出力に合わせられます。
予算は画面に直接入力するほか、Excel様式で出力して記入したものを取り込むこともできます。
扱うのは支出と工数です。開発部門で使うものなので、売上・受注・請求・入金の画面は持ちません。
中心にあるのは「開発テーマ1件に、予算と実績と工数を集める」ことです。
予算は承認を通ったものだけが予実対比の分母になり、実績は手入力とCSV取込のどちらから来ても同じ台帳に並びます。
該当のFLOWをクリックすると、実画面つきの手順へ移動します。
| 機能 | 何ができるか | 該当FLOW |
|---|---|---|
| 予実対比 | 開発テーマ × 対象年月 × 費目の粒度で、予算額・実績額・差異・消化率を並べます。 月別・費目別・テーマ別の3つの切り口でも同じ数字を確認できます | FLOW 04 |
| 費用と工数を同じテーマに集める | 材料費・外注費などの実績費用と、工数から計算した人件費を合算して実績とします。 工数を別の表で管理しなくても、人件費まで含めた消化率が出ます | FLOW 03 |
| 進捗と工数の突き合わせ | タスクごとに計画工数・進捗率・実績工数を持ちます。 進捗率に対して工数を使いすぎているタスクを、一覧の絞り込みで抜き出せます | FLOW 01 |
| 予算の申請と承認 | 作成中 → 申請中 → 確定の3段で回します。予実対比の予算になるのは 確定した最新の版だけです。修正予算を起こしても当初予算は残ります | FLOW 02 |
| 対象年月 × 費目の枠を自動で作る | テーマの期間と年度から、12ヶ月 × 費目の明細を0円で用意します。 編成時に入力するのは金額だけです | FLOW 02 |
| Excel様式の出し入れ | 予算をExcel様式で出力し、記入したものをそのまま取り込めます。 出力の列の並びは取込の様式とそろえてあります | FLOW 02 |
| CSV連携 | 勤怠・会計・コラボフローなど、取込種別ごとに受け口を用意します。 Excelから範囲をコピーして貼り付ける形でも、CSVファイルを添付する形でも読み取れます | FLOW 03 |
| 連携の様式を画面で変えられる | 列の並び・文字コード・ヘッダ行の有無・取り込む先を画面で設定します。 相手のシステムの出力様式が変わっても、設定の変更で追従できます | 付録 |
| 預かってから取り込む | CSVを読み込んだ時点では内容を預かるだけで、実績は1行も作りません。 内容を確かめて「データを取り込む」をクリックしたときに実績になります | FLOW 03 |
| 取込の取り消し | 取り消すと、その取込が作った実績だけを削除します。 同じ月に手入力した実績は残ります | FLOW 03 |
| 時間単価の凍結 | 工数を登録した時点の時間単価を写して固定します。 あとで単価を改定しても、過去の人件費は変わりません | FLOW 03 |
| グラフ | 月別の予算と実績・費目別・テーマ別の3枚を、メニューのクリック1回で表示します。 棒が予算と実績、折れ線が消化率です | FLOW 04 |
扱うのは「開発テーマ」「予算」「実績費用」「工数実績」「取込」の5つです。
開発テーマ1件に対し、予算は年度と版のぶんだけ立ちます(1 : N)。
実績費用と工数実績はテーマコードを保持し、CSVから取り込んだ行は取込番号も保持します。
予実対比の1行から、その金額を作った実績と、その実績を作った取込までさかのぼって確認できます。
たどる向きは両方あります。予実対比の差異が大きい行から その月・その費目の実績を開き、さらにその実績を作った取込を開けます。 逆に取込の画面からは、その取込が作った実績を確認できます。
伝票を開くといちばん上にいまどこまで進んだかがステータスフローとして表示されます。
次に進める操作は青いボタンで、いまのステータスで実行できるものだけが表示されます。
🔴 開発テーマの「進行中」は、人が選ぶものではありません。
そのテーマの予算が確定したときに進みます。タスクの「進行中」も、そのタスクに工数が1件でも付いたときに進みます。
本筋から外れる状態(テーマの中止、予算の差戻、取込の取消)は、
それぞれ「テーマを中止する」「差し戻す」「取込を取り消す」で進みます。
開発テーマは予算を組む単位であり、費用と工数を集める単位でもあります。 ここで起こしたテーマコードを、このあとの予算・実績費用・工数実績がすべて保持します。
FLOW 01〜04 は、実際のテーマ1件を最後まで追いかけます。 TH-2026-0001「高耐熱樹脂コンポジットの配合最適化」 —— この1件が テーマを起こす → 年度の予算を組んで承認を通す → 勤怠と会計のCSVから実績を集める → 予実対比で差異を見る と進んでいく様子を、そのままの画面で並べています。画面の数字はすべて同じ1件のものです。
上部の「開発テーマ」タブを開きます。ここではテーマが何を持っているかを追います。
テーマコード・テーマ名・状態・年度・責任者・期間と、予算(円)・実績(円)・消化率(%)・進捗(%)・タスク件数が並びます。
最下行には全テーマの合計が表示されます。左の絞り込みでは進行中のものと自分が責任者のものを切り替えられます。
テーマ名・年度・責任者と、予算を編成する期間を入力します。
この期間が、次のFLOWで対象年月 × 費目の枠を作るときの範囲になります。
いちばん上のステータスフローで、このテーマがいま進行中であることを確認できます。
予算計・実績計・差異・消化率・平均進捗率が表示されます。ここは入力する場所ではなく、 予算と実績から計算された結果です。
消化率 = 実績計 ÷ 予算計。実績計には、材料費や外注費などの実績費用と、 工数から計算した人件費の両方が含まれます。
「タスク」タブを開きます。ここで決めた計画工数が、 あとから取り込む実績工数と突き合わさります。
タスクコード・タスク名・担当者・計画工数・進捗率・期間を1行ずつ入力します。
その右の実績工数と進捗差は、工数実績が付くたびに計算されます。
進捗に対して工数を使いすぎているタスクは、タスク一覧の【遅れているもの】で抜き出せます。
タスクのステータスは未着手から始まります。そのタスクに工数実績が1件でも付いた時点で 進行中へ進みます。人が選び直す操作はありません。
予算は11月の編成期にまとめて作ります。画面に直接入力するほか、
Excel様式で出力したものに記入して取り込むこともできます。
🔴 予実対比の「予算」になるのは、確定した最新の版だけです。
作成中や申請中の予算は、対比の数字に影響しません。
上部の「予算」タブを開きます。ここでは1年度ぶんの予算の組み立て方を追います。
予算番号・年度・テーマ名・予算区分・版番号・予算ステータス・予算合計・明細件数が並びます。
左の絞り込みで承認待ち(申請中)だけを表示できます。
年度と開発テーマを選びます。予算区分は1回目が「当初」で、
同じテーマ・同じ年度で2回目以降を起こすと「修正」になり、版番号が上がります。
当初予算は消えません。
テーマの期間と年度から、対象年月 × 費目の明細を0円で用意します。 既にある行はそのまま残ります。
用意された枠に予算額と摘要を入力します。行を足すことも、要らない行を削ることもできます。
対象年月がテーマの期間から外れている行と、同じ月に同じ費目が二重にある行は、
登録するときに理由を表示して止まります。
入力した金額は予算合計と明細件数に集計されます。 開発テーマ側の予算計にも反映されますが、そちらは確定した版だけを数えます。
この予算の明細をExcelの様式として出力します。様式に金額を記入して FLOW 03 の取込から読み込めるよう、 列の並びは取込の様式とそろえてあります。
金額が固まったら申請します。ここから先はステータスフローが1段ずつ進みます。
「申請する(部門長の承認へ回す)」をクリックします。
ステータスフローが申請中へ進み、申請日が入力されます。
ここから先に明細を変更しようとすると、理由を表示して止まります
(「予算が『申請中』のため明細は変更できません」)。
部門長が「承認する(予実対比の予算はこの版になる)」をクリックします。
内容に直すところがあれば、差戻理由を入力して「差し戻す」をクリックすると作成中へ戻ります。
ステータスフローが確定へ進み、承認日と承認者が入力されます。 この版が、予実対比の予算になります。
承認と同時に、この予算の開発テーマが「進行中」へ進みます。 進行中になったテーマに、費用と工数を計上できるようになります。
毎月、勤怠システムから工数を、会計システムとコラボフローから費用を取り込みます。
取込種別ごとに列の並び・文字コード・取り込む先を持っているので、様式の違う相手を並べて扱えます。
🔴 読み込んだだけでは実績になりません。内容を確かめて
「データを取り込む」をクリックしたときに実績が作られます。
上部の「連携・データ移行」タブを開きます。ここでは受け取ったCSVの預かり方を追います。
取込番号・取込種別・対象年月・取込ステータス・取込件数・成功件数・エラー件数が並びます。
左の絞り込みで取込待だけを表示できます。
取込種別を選ぶと、取り込む先(実績費用 / 工数実績 / 予算明細)が決まります。 対象年月は、この取込が帰属する月です。
想定列構成に、この種別で読み取る列の順番が表示されます。文字コードとヘッダ行の有無も同じ場所で確認できます。
CSVは本文に貼り付けるほか、ファイルを添付して読み取らせることもできます。
添付した元のファイルは証跡として残ります。
預かった内容を実績にします。ここでテーマコードや社員番号の突合が行われます。
「② データを取り込む(明細を突合して実績を作る)」をクリックします。
ステータスフローが取込済へ進みます。
取込件数・成功件数・エラー件数が表示されます。
入らなかった行はエラー内容にどの行がなぜ入らなかったかが1行ずつ残ります。
テーマコードや社員番号が見つからない行は実績になりません。
取り消すと、この取込が作った実績だけを削除して明細を未突合へ戻します。 同じ月に手入力した実績は残ります。
CSVの中身が1行ずつ並び、右端に突合結果とエラー理由が表示されます。 どの行から実績が生まれ、どの行が入らなかったかを、ここで確認できます。
上部の「実績」タブを開きます。CSVから取り込んだ行も手入力した行も、同じ一覧に並びます。
対象年月・テーマ名・タスク名・費目・金額・取引先名・発生源・取込番号が並びます。
発生源が手入力か外部連携かで、どこから来た行かを見分けられます。
金額を直したいときは、その行を開いて直します。
年月・担当者・所属・テーマ名・タスク・工数(h)・単価(円/h)・人件費(円)・発生源が並びます。
人件費 = 工数 × 時間単価で計算されます。時間単価は登録した時点の単価を写して固定するので、
あとで単価を改定しても過去の人件費は変わりません。
人件費は工数実績からだけ立ちます。実績費用の費目に人件費は表示されないので、 同じ人件費が二重に計上されることはありません。
予算と実績がそろったところで突き合わせます。粒度は開発テーマ × 対象年月 × 費目です。
予算は確定した最新の版、実績は実績費用と人件費の合計です。
上部の「予実管理」タブを開きます。
テーマ名・年月・費目・予算額・実績額・差異・消化率と、どの版を分母にしたかを示す
比較先の予算が並びます。
左端の超過の列は、消化率が100%を超えた行を色で示します。
左の絞り込みには【超過・予算外】があり、手を打つべき行だけを抜き出せます。
同じ数字を月別にまとめた一覧です。予算累計・実績累計も並ぶので、
年度のどこまで使ったかが1行で分かります。費目別・テーマ別も同じ場所から切り替えられます。
一覧はそのままCSVで書き出せます。
「予実グラフ【当年度】」を開きます。メニューのクリック1回で3枚が縦に並びます。
月別の予算と実績・費目別・テーマ別の3枚です。
棒が予算と実績、折れ線が消化率です。
数字そのものを確かめたいときは、同じ切り口の一覧(月別 / 費目別 / テーマ別)を開きます。
開発テーマ1件に、予算・実績費用・工数がテーマコードで束ねられました。 差異の大きい行からその実績、さらにその実績を作った取込までさかのぼって確認できます。
連携の仕様は画面で設定します。相手のシステムの出力様式が変わったときも、 設定の変更で追従できます。
上部の「マスタ管理」タブを開きます。
コード・取込種別名・取込先・実績の発生源・CSVの列順・文字コード・ヘッダ行の有無を持ちます。
文字コードは種別ごとに持つので、UTF-8 を出すシステムと Shift_JIS を出すシステムを並べて扱えます。
新しい連携先が増えたときは、ここに1行足します。
費目コード・費目名・費目区分・表示順と、会計科目を持ちます。 会計側の科目と対応づけることで、取り込んだ費用を費目へ振り分けます。