BUSINESS FLOW
BUSINESS FLOW GUIDE

バックオフィス統合管理システム業務の流れを、実際の操作で追う

業務フローごとに、流れの図、実際の操作、完了までの記録の順でまとめています。 掲載している画面はすべて、実機に実データを入力しながら撮影したものです。伝票番号も実際に採番された値です。

記載の社名・氏名・金額はすべて架空のサンプルデータです
OVERVIEW
3本のフローと、共有される器

承認と受注が関門。記録は1つに集まる。

この資料では、業務の流れを3本に分けて紹介します。3本は別々のシステムではなく、同じ記録を共有しています。
出ていくお金の2本は、承認が関門です。稟議も出張も経費精算も、承認されてはじめて次の伝票に進めます。承認と同時に、支払の伝票も自動で立ちます。
入ってくるお金の関門は、受注と締結です。受注した商談だけが契約になり、締結した契約だけが請求になります。
そして3本の記録は、承認履歴・契約管理・支払管理・仕訳データの4つに集まります。

FLOW 01 出金 稟議申請 ✓ 承認済 発注管理 検収 ✓ 検収完了 FLOW 02 出張・経費 出張申請 ✓ 承認済 経費精算 ✓ 承認済 FLOW 03 入金 商談管理 ✓ 受注 請求管理 ✓ 発行済 入金管理 契約を通して 消込は右から左 SHARED REGISTERS / 3本が共有する器 承認履歴・承認ルート 稟議・出張・経費が同じ承認履歴に積まれる 段数と承認者は承認ルートマスタが決める 01 02 契約管理 購買契約 ← 承認済の稟議 / 売上契約 ← 受注した商談 締結済にならないと請求を起こせない 01 03 支払管理 取引先支払 ← 検収の完了・支払要否ありの稟議の承認 仮払・精算支払 ← 出張と経費精算の承認 01 02 仕訳データ 検収・経費精算・請求・入金・支払 の5区分が 1つの一覧に並び、CSV で会計ソフトへ渡る 01 02 03
承認が関門。承認されるまで次の伝票は作れない 業務の事実が関門。検収・受注・発行で先に進める 人が前の伝票を選んで起票する(左の3本) 3本が共有する器(右)。橙の番号は、その器を使うフロー
承認履歴・承認ルート

承認が関門になるのは、出ていくお金です。稟議・出張・経費の承認は同じ承認履歴に記録され、 対象区分で区別されます。段数や承認者は承認ルートマスタで管理するため、 申請の種類が増えても画面は変わりません。

契約管理

契約の根拠は1か所にまとまります。購買契約は承認済の稟議から、 売上契約は受注した商談から選びます。締結済にならない限り、請求は起こせません。

支払管理

支払う予定は1つの一覧に集まります。取引先への支払も、社員への仮払や経費精算も、 承認や検収が完了すると自動で作成されます。経理はその支払を確認して、振り込むだけです。

仕訳データ

会計への受け渡しは1つの形式です。5種類の伝票が同じ列で並び、CSVで会計ソフトに取り込めます。 仕訳を手で起こす工程がないため、伝票と帳簿がずれません。

FLOW 01
出金フロー

決裁した金額のとおりに発注・検収・払い・仕訳まで

決裁した稟議をもとに発注し、納品された分を検収して、検収できた分だけ支払う流れです。 5つの伝票は、前の伝票を選ばないと作れません。承認のない発注や根拠のない支払は、操作として発生しない仕組みです。 橙の点線は、システムが自動で処理する部分です。

STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 稟議申請 RG2608190001 承認済 / 2,349,600円 発注管理 PO2608190001 発注済 / 納期 09-04 検収 RN2608190001 検収済 12台 / 検収完了 支払管理 PY2609180001 自動生成 → 支払済 仕訳データ 2 行 検収で1行・支払で1行 根拠にする 人が起票 受け入れる 人が起票 検収完了 自動 支払済 自動 検収した時点で費用を計上する
人が前の伝票を選んで起票する 状態が変わるとシステムが自動で起こす
STEP 1

稟議を起こして決裁を取る

起案者 / 承認者

まず「申請・承認」タブを開きます。管理画面はどれも、左に業務メニュー、中央に一覧という同じ構成です。 新しい伝票は、一覧を開いて左メニューの新規登録から作ります。

稟議一覧を開く申請・承認 › 稟議一覧

タブを開くと一覧が表示されます。左メニューの「稟議新規登録」から、新しい申請書を作ります。 左の階層ツリーは状態別・種別別に自動で集計されるため、下書きや差戻しの見落としも防げます。

申請・承認 / 稟議一覧
稟議一覧

「稟議新規登録」で申請書を作るW10 伝票フォーム

空の伝票が開きます。金額の欄はグレーで、入力できません。 総額は明細の集計で決まるため、起案者が金額を直接書くことはありません。

申請・承認 / 稟議申請(新規)
稟議申請の新規フォーム

申請種別を選ぶピッカー

申請種別マスタが、そのまま選択肢になります。種別を選ぶと、承認ルートと支払要否が決まります。 今回の購買稟議は発注を経由するため、稟議からは支払が立ちません。 申請書の種類を増やしたいときは、このマスタに1行足すだけです。

申請種別の選択
申請種別ピッカー

明細を入れる稟議明細タブ

経費科目をピッカーから選ぶと、費目・勘定科目・税区分・単位がまとめて入ります。 数量と単価を入力すれば、税額と合計は自動で再計算されます。

経費科目の選択
経費科目ピッカー

ノートPC 12台 × 178,000円を入力すると、ヘッダの申請金額は 2,349,600円 になりました。

申請・承認 / 稟議申請 — 稟議明細
稟議明細

承認する承認履歴タブ

承認者は自分の段を1行追加します。何段目で、誰が、いつ、どんなコメントで承認したかが残ります。 履歴は追加と訂正のみで、削除はできません。

申請・承認 / 稟議申請 — 承認履歴
承認履歴
AUTO

最終段の承認が入ると、決裁日・決裁者・申請ステータスがヘッダに自動で書き込まれます。 ステータスを直接動かす操作は、用意していません。承認の記録を通らない状態変更を防ぐためです。

STEP 2

決裁を根拠に発注する

購買担当

「発注・検収」タブに移ります。手順は同じです。一覧を開いて、左メニューの「発注新規登録」から作ります。

発注一覧を開く発注・検収 › 発注一覧

発注ステータスとは別に、システムが積み上げる検収状況の列があります。 右端の発注残は、まだ検収していない金額です。フッターに合計が出ます。

発注・検収 / 発注一覧
発注一覧

「発注新規登録」で発注書を作るW10 伝票フォーム

空の発注伝票です。金額の欄は、ここでも入力できません。 納期を入れると、納期残日数とアラートが自動で付きます。

発注・検収 / 発注管理(新規)
発注管理の新規フォーム

根拠の稟議を選ぶピッカー

ピッカーの見出しは「承認済の購買稟議から選択」。候補に並ぶのは、承認済の購買稟議と外注委託稟議だけです。 下書きや承認中の稟議は出てきません。決裁前の発注は、画面の操作として作れない仕組みです。

承認済の購買稟議から選択
稟議ピッカー

明細を入れて発注済にする発注明細タブ

品名・数量・単価を入れて保存し、発注ステータスを「発注済」にします。 明細には検収済数量と残数量の列があり、検収を入れるたびに積み上がります。

発注・検収 / 発注管理 — 発注明細
発注明細

この画面は、検収まで終わった後の状態です。検収済 12、残数 0 になっています。

STEP 3

納品されたぶんを検収する

検収担当

同じ「発注・検収」タブで検収一覧を開き、左メニューの「検収新規登録」から作ります。

検収一覧を開く発注・検収 › 検収一覧

検収は、発注と1対多の関係です。分納の場合は、1つの発注に複数の検収が並びます。

発注・検収 / 検収一覧
検収一覧

「検収新規登録」で検収伝票を作るW10 伝票フォーム

検収日には、今日の日付が入ります。取引先はこれから選ぶ発注から写るため、入力は不要です。

発注・検収 / 検収(新規)
検収の新規フォーム

どの発注の検収かを選ぶピッカー

見出しは「検収していない発注から選択」。候補は、発注済でまだ検収が残っている発注だけです。 検収が完了した発注は一覧から消えるため、二重検収は起こりません。

検収していない発注から選択
発注ピッカー

検収する行を選ぶ検収明細タブ

明細は手入力ではなく、選んだ発注の明細から選びます。 発注数量・検収済数量・残数量が並ぶため、分納の途中でも残りを確認しながら選べます。 チェックした行がそのまま検収明細になり、数量には残数量が入ります。 発注していない品目や、発注数を超える検収は選べません。

検収する発注明細の選択(未検収の行だけ)
発注明細ピッカー

検収済にして保存する検収ステータス

合否を確認して、検収ステータスを「検収済」にします。人の操作はここまでです。

発注・検収 / 検収 [RN2608190001]
検収フォーム
AUTO

保存すると、3つの処理が自動で動きます。発注明細の検収済数量が12になり、発注の検収状況が「検収完了」に変わり、 支払管理に取引先支払が1件作成されます。支払の起票を、経理が探して回る必要はありません。

発注・検収 / 発注管理 — 検収タブ(発注側から見た結果)
発注の検収タブ

発注側の検収タブに、いま作った検収が1行積み上がりました。

STEP 4

自動で立った支払を、払って消す

経理

「支払管理」タブに移ります。ここだけは、新規登録を使いません。検収が完了した時点で、支払の伝票はすでに立っています。

支払一覧を開く支払管理 › 支払一覧

発注・経費精算・出張仮払・支払依頼が、区分をまたいで1つの一覧に並びます。 今週いくら出ていくかをこの画面で確認し、期限超過から順に処理できます。 先頭の PY2609180001 が、いまの検収で自動作成された支払です。

支払管理 / 支払一覧
支払一覧

支払伝票を開いて、払ったら支払済にするW10 伝票フォーム

備考には「発注 PO2608190001 の検収完了により自動生成」と入っています。 支払予定日は、検収日と取引先の支払サイトから計算されます。振り込んだら支払日を入れて「支払済」にします。

支払管理 / 支払管理 [PY2609180001]
自動生成された支払
AUTO

支払済にすると、仕訳データに「買掛金 / 普通預金」の1行が追加されます。転記の作業はありません。

STEP 5

会計へ渡す形になっていることを確かめる

経理

「会計連携」タブの仕訳データは、伝票から自動で生成されます。伝票を直せば仕訳も変わるため、修正漏れが起きません。

仕訳データを開く会計連携 › 仕訳データ

同じ発注から出た2行が、伝票区分と伝票IDつきで並びます。 検収で費用が計上され、支払で買掛金が落ちる流れを1画面で追えます。期間で絞って、CSVに出力できます。

会計連携 / 仕訳データ
仕訳データ
FLOW COMPLETE

1件の購買が、決裁から仕訳まで通りました

人が入力したのは、件名・数量・単価と状態の切り替えだけです。 採番、集計、次の伝票の起票、仕訳の生成は、すべてシステムが処理しました。

STEP 1 稟議申請
RG2608190001
承認済(3段階)
STEP 2 発注管理
PO2608190001
発注済 / 検収完了
STEP 3 検収
RN2608190001
検収済 12台
STEP 4 支払管理
PY2609180001
自動生成 → 支払済
STEP 5 仕訳データ
2 行
消耗品費/買掛金・買掛金/普通預金
TRACEABILITY

あとから、どの伝票からでも前後をたどれる

業務の流れは一方通行ですが、記録は双方向にたどれます。どの伝票からも、根拠になった伝票と、 そこから生まれた伝票をボタン1つで開けます。矢印の文字は、実際の画面のボタン名です。

稟議申請 RG2608190001 取引先 こまち事務機株式会社 発注管理 PO2608190001 検収 RN2608190001 支払管理 PY2609180001 「稟議データへ」⇄「発注データへ」 「取引先データへ」 「発注データへ」⇄ 検収タブの行 「支払データへ」
稟議申請
稟議フォーム
稟議から:決裁の内容と、この稟議から立った支払を確認できます。
発注管理
発注フォーム
発注から:「稟議データへ」で決裁に、「取引先データへ」で相手先に飛べます。
検収
検収フォーム
検収から:「発注データへ」で元の発注に戻り、検収金額と発注金額を見比べられます。
支払管理
支払フォーム
支払から:対象区分「発注」と対象IDから、支払の理由を遡れます。

仕訳の1行から、支払の理由を決裁まで遡れます。監査や問い合わせのたびに、担当者へ経緯を確認する手間がなくなります。

FLOW 02
出張・経費フロー

立て替えを待たせず、規程どおりに精算する

出張の原則は、行く前に決裁を取り、仮払を渡し、帰ってから差額を精算することです。 日当と宿泊費の上限は、旅費規程マスタから自動で入ります。 仮払と精算差額の支払伝票は、承認と同時にシステムが作成します。 誰にいくら渡したか、いくら返すかを経理が突き合わせる作業はありません。

STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 出張申請 TR2608190001 承認済 / 概算 60,500円 経費精算 EX2608190001 承認済 / 実費 61,260円 支払管理 PY2608210001 仮払 60,000 PY2608260001 精算 1,260 どちらも自動生成 → 支払済 仕訳データ 6 行 仮払金が立って、落ちるまで 帰着後に実費を出す 人が起票 経費精算の承認 自動(差額 1,260円) 支払済 自動 出張を承認した時点で、仮払の支払が立つ
人が前の伝票を選んで起票する 状態が変わるとシステムが自動で起こす
STEP 1

行く前に、旅費を規程どおりに見積もる

出張者 / 承認者

「経費・出張」タブを開きます。一覧を開いて、左メニューの「出張新規登録」から。手順はFLOW 01と同じです。

出張一覧を開く経費・出張 › 出張一覧

出張には2つのステータスがあります。出張の進み具合と、申請の承認状況です。 決裁は下りたがまだ精算していない出張を、左のツリーで拾えます。 右端の仮払希望額は、会社がこれから立て替える金額です。

経費・出張 / 出張一覧
出張一覧

「出張新規登録」で申請書を作るW10 伝票フォーム

空の出張申請です。旅費の枠は、まだすべてゼロです。 日数・日当・宿泊費上限は自動計算のため、手で入力する欄ではありません。

経費・出張 / 出張申請(新規)
出張申請の新規フォーム

日程を入れる出張日程タブ

訪問先・用務・移動区間・宿泊地を、1日1行で書きます。この日程がそのまま出張報告書になるため、 帰着後に報告書を別に作る必要はありません。

経費・出張 / 出張申請 — 出張日程
出張日程

保存すると、ヘッダの旅費が埋まります。日当は2,500円 × 3日で 7,500円。 宿泊費上限12,000円とあわせて、申請者の役職に応じた旅費規程マスタの値です。

経費・出張 / 出張申請 [TR2608190001]
保存後の出張申請フォーム
AUTO

役職が変われば、日当も宿泊費上限も自動で変わります。規程の改定は、マスタを1行直すだけです。

承認する承認履歴タブ

承認ルートはR05の2段です。FLOW 01の稟議と同じ形で、承認者が自分の段を1行追加します。

経費・出張 / 出張申請 — 承認履歴
出張の承認履歴
AUTO

最終段の承認が入ると、仮払希望額 60,000円の支払伝票が自動で作成されます。 出張者が経理へ依頼に行く必要はありません。支払予定日には、出発日から逆算した日付が入ります。

STEP 2

帰ってから、実費との差額だけを出す

出張者 / 承認者

同じ「経費・出張」タブで経費精算一覧を開き、左メニューの「経費精算新規登録」から作ります。

経費精算一覧を開く経費・出張 › 経費精算一覧

申請ステータスとは別に、精算ステータスの列があります。 承認は下りたがまだ振り込んでいない精算が「精算待ち」として残るため、 出張者を待たせている案件がひと目で分かります。

経費・出張 / 経費精算一覧
経費精算一覧

「経費精算新規登録」で精算書を作るW10 伝票フォーム

空の経費精算です。経費合計・消費税額・精算差額はグレーで、入力できません。 明細の集計と、選んだ出張の仮払額から自動で決まります。

経費・出張 / 経費精算申請(新規)
経費精算の新規フォーム

どの出張の精算かを選ぶピッカー

見出しは「出張の選択」。候補は、承認済でまだ精算していない出張だけです。 選ぶと出張先・仮払希望額・申請者・部門が写ります。精算済みの出張は候補に出ないため、二重精算は起こりません。

出張の選択(精算していない出張だけ)
出張ピッカー

実費の明細を入れる経費明細タブ

経費科目を選ぶと、勘定科目と税区分がマスタから入ります。交通費と宿泊費は課税10%、出張日当は不課税。 この区別を、担当者が覚えておく必要はありません。

経費・出張 / 経費精算申請 — 経費明細
経費明細

実費は 61,260円。仮払60,000円との差額1,260円が精算差額になり、精算区分は「追給」と表示されます。

承認する承認履歴タブ

承認ルートはR04の2段です。ここでも承認者が、自分の段を1行ずつ追加します。

経費・出張 / 経費精算申請 — 承認履歴
経費精算の承認履歴
AUTO

最終段の承認で、差額1,260円の支払伝票が作成されます。作成されるのは差額分だけです。 仮払で渡した60,000円を、二重に払うことはありません。

STEP 3

自動で立った2本の支払を、払って消す

経理

「支払管理」タブに移ります。仮払も精算差額も、承認の時点で伝票が立っています。 FLOW 01の取引先支払と同じ一覧に並ぶため、経理が確認する場所は1つです。

仮払を払う支払管理 [PY2608210001]

支払区分は「仮払」、支払先区分は「社員」です。 備考には「出張申請 TR2608190001 の承認により自動生成」と、支払の由来が入っています。 振り込んだら支払日を入れて「支払済」にします。

支払管理 / 支払管理 [PY2608210001]
仮払の支払伝票

精算差額を払う支払管理 [PY2608260001]

こちらは支払区分「経費精算」、金額は差額の1,260円です。備考には、経費申請の承認により自動生成された旨が入っています。

支払管理 / 支払管理 [PY2608260001]
精算差額の支払伝票
AUTO

支払済にすると、経費精算の精算ステータスが「精算済」になります。 あわせて出張申請のステータスも「精算済」に変わり、出張が1件閉じたことが一覧から分かります。

STEP 4

仮払金が立って、落ちるまでを見る

経理

「会計連携」タブの仕訳データに、この出張から出た6行が並びます。 仮払がある精算は仕訳が3段階になり、手作業ではもっとも間違えやすいところです。

仕訳データを開く会計連携 › 仕訳データ

下から順に読むと、お金の動きがそのまま追えます。

会計連携 / 仕訳データ
出張1件から出た仕訳

08/19 未払金 60,000 / 仮払金 60,000。仮払で先に渡した分を充当します。
08/21 仮払金 60,000 / 普通預金 60,000。出発前の仮払の振込です。
08/24・08/26 旅費交通費 計61,260 / 未払金。実費の費用計上です。
08/26 未払金 1,260 / 普通預金 1,260。差額の振込です。

AUTO

結果として、仮払金と未払金の残高はどちらも0になります。渡したまま精算されない仮払金が、帳簿に残りません。 充当の仕訳もシステムが起こすため、経理が消し込みを覚えておく必要はありません。

FLOW COMPLETE

1件の出張が、決裁から精算・仕訳まで通りました

人が入力したのは、件名・日程・実費の明細と状態の切り替えだけです。 日当は規程から、支払伝票は承認から、仕訳は伝票から、すべて自動で生成されました。

STEP 1 出張申請
TR2608190001
承認済 → 精算済
STEP 1 AUTO 仮払
PY2608210001
自動生成 60,000円 → 支払済
STEP 2 経費精算
EX2608190001
承認済 / 実費 61,260円
STEP 3 AUTO 精算支払
PY2608260001
自動生成 1,260円 → 支払済
STEP 4 仕訳データ
6 行
仮払金・未払金とも残高 0
TRACEABILITY

出張と精算は、どちらからでも相手へ飛べる

出張と経費精算は1対1でつながり、どちらの画面からも相手を開けます。 出張からは仮払の支払へ、経費精算からは差額の支払へたどれます。矢印の文字は、実際の画面のボタン名です。

出張申請 TR2608190001 経費精算 EX2608190001 支払管理(仮払) PY2608210001 支払管理(精算) PY2608260001 「経費精算データへ」⇄「出張データへ」 「仮払支払データへ」 「支払データへ」
出張申請
精算まで終わった出張フォーム
出張から:概算60,500円と実費合計61,260円が並び、仮払と経費精算の両方に飛べます。
経費精算申請
精算済の経費精算フォーム
経費精算から:「出張データへ」で根拠の出張に、支払IDから差額の支払に飛べます。
支払管理(仮払)
仮払の支払
仮払から:対象区分「出張」と対象IDから、支払の理由を遡れます。
支払管理(精算)
精算差額の支払
精算支払から:対象区分「経費」と対象IDから、実費の明細まで遡れます。

精算の進み具合を聞かれたら、出張一覧のステータスを見れば答えられます。 承認待ちか、振込待ちか、振込済みかが1列で分かります。

FLOW 03
入金フロー

受注の根拠を残したまま、請求して回収する

ここまでの2本は、出ていくお金でした。最後は入ってくるお金です。 商談、契約、請求、入金と流れますが、最後の矢印だけ右から左を向きます。 入金は先に着金し、あとからどの請求に充てるかを決めるからです。 1本の振込が複数の請求にまたがるため、入金だけが消込の明細を持ちます。

STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5 商談管理 OP2608190001 受注 / 確度 100% 契約管理 CT2608190001 締結済 / 4,620,000円 請求管理 IV2608190001 発行済 / 4,090,000円 入金管理 RC2608190001 1本の振込 5,949,000円 仕訳データ 5 行 売掛金が立って、落ちるまで 受注を根拠にする 人が起票 契約から起票する 人が起票 消込(右から左) 着金してから充てる 発行・消込 自動 請求を発行した時点で売上を計上する
人が前の伝票を選んで起票する 状態が変わるとシステムが自動で起こす
STEP 1

案件を見込みとして持ち、受注で閉じる

営業担当

「営業支援」タブです。このフローの特徴は、伝票になる前の段階を持つことです。 受注前から、いくら入りそうかを数字で追えます。

商談一覧を開く営業支援 › 商談一覧

商談ステータスと受注確度が並びます。右端の加重売上見込は、提案金額 × 受注確度です。 確度を動かすと見込みの合計も変わるため、Excelで予測表を別に作る必要はありません。

営業支援 / 商談一覧
商談一覧

「商談新規登録」で案件を起こすW10 伝票フォーム

取引先と担当者は、マスタから選びます。消費税額・提案金額税込・加重売上見込は自動計算のため、入力できません。

営業支援 / 商談管理(新規)
商談の新規フォーム

受注にする商談ステータス

受注が決まったら、ステータスを「受注」に、確度を100にします。 加重売上見込は、3,360,000円から 4,200,000円 に変わりました。 失注の場合は理由と競合先が残るため、負けた案件の分析にも使えます。

営業支援 / 商談管理 [OP2608190001]
受注にした商談
STEP 2

受注を根拠に契約を結ぶ

営業担当 / 管理部

「契約管理」タブに移ります。契約の画面は購買契約と共通で、契約種別によって役割が分かれます。

契約一覧を開く契約管理 › 契約一覧

契約ステータスとは別に、更新アラートの列があります。 自動更新の契約を、通知日数の分だけ手前で知らせる仕組みです。 左メニューの「契約更新アラート」は、この列で絞った一覧です。

契約管理 / 契約一覧
契約一覧

「契約新規登録」で契約書を作るW10 伝票フォーム

空の契約です。契約期間月数・更新期限日・月額換算は、開始日と終了日から自動で計算されます。 契約金額も、明細の集計で決まります。

契約管理 / 契約管理(新規)
契約の新規フォーム

契約種別を選ぶピッカー

契約種別マスタが、そのまま候補です。種別を選ぶと契約区分が決まります。 今回は個別売買契約なので、売上契約です。この区分が、請求を起こせる契約かどうかを分けます。

契約種別の選択
契約種別ピッカー

根拠の商談を選ぶピッカー

見出しは「受注した商談から選択」。候補は受注した商談だけで、提案中や失注の案件は出てきません。 購買側の契約なら、上の段の「承認済の稟議から選択」を使います。 売上は受注、購買は決裁と、根拠の置き場が対になっています。

受注した商談から選択
商談ピッカー
契約管理 / 契約管理 — 関連・締結者
契約の関連セクション

選ぶと商談件名が写り、「商談データへ」が押せるようになります。値が入るまで、ボタンは灰色のままです。

明細を入れて締結済にする契約明細タブ

項目・数量・単価を入れると、消費税額と契約金額が積み上がります。 契約金額税込 4,620,000円 は、商談の提案金額と一致しています。 ステータスを「締結済」にすると、締結日が自動で入ります。

契約管理 / 契約管理 — 契約明細
契約明細
契約管理 / 契約管理 [CT2608190001]
締結済の契約
STEP 3

契約から請求書を起こす

営業事務 / 経理

「請求・入金」タブに移ります。請求一覧を開き、左メニューの「請求新規登録」から作ります。

請求一覧を開く請求・入金 › 請求一覧

請求ステータスとは別に、入金が積み上げる回収ステータスの列があります。 右端の請求残高は、税込から入金済を引いた値です。いま回収できていない金額を、この1画面で確認できます。

請求・入金 / 請求一覧
請求一覧

「請求新規登録」で請求書を作るW10 伝票フォーム

空の請求書です。金額の欄は、すべて自動計算です。 税率別の内訳の枠があり、課税10%・課税8%・非課税を分けて集計する場所が最初から用意されています。

請求・入金 / 請求管理(新規)
請求の新規フォーム

根拠の契約を選ぶピッカー

見出しは「締結済の売上契約から選択」。締結前の契約や、購買契約は出てきません。 選ぶと取引先と支払条件も写るため、契約と請求で相手が食い違うことはありません。

締結済の売上契約から選択
契約ピッカー

明細を入れる請求明細タブ

明細は、勘定科目を選んで追加します。科目を選ぶと既定の税区分が入り、行ごとに変更できます。 今回は売上高 3,700,000円と、立て替えた印紙代 20,000円です。

請求・入金 / 請求管理 — 請求明細
請求明細
AUTO

保存すると、税率別の内訳がヘッダに集計されます。課税10%対象 3,700,000円、消費税 370,000円、非課税対象 20,000円。 適格請求書に必要な区分記載が、明細を入れるだけで揃います。インボイス登録番号も、マスタから入ります。

発行済にする請求ステータス

「発行済」にすると発行日が自動で入り、この時点で売上が計上されます。 回収アラートは「予定」になり、入金予定日を過ぎると「期限超過」に変わります。

請求・入金 / 請求管理 [IV2608190001]
発行済の請求
STEP 4

着いた1本の振込を、請求へ充てる

経理

ここが、このフローで矢印が逆を向くところです。振込は、請求書の単位では届きません。 取引先は、当月分をまとめて1本で振り込んできます。そこで、まず入金を登録し、そこから請求を選んで充てていきます。

入金一覧を開く請求・入金 › 入金一覧

入金ごとに、消込ステータスと未消込額を持ちます。 着金したが、まだ請求と結びついていないお金が「未消込」として残ります。通帳と帳簿の差異を、ここで解消できます。

請求・入金 / 入金一覧
入金一覧

「入金新規登録」で着金を登録するW10 伝票フォーム

通帳を見ながら、取引先・入金日・入金額を入れます。手数料差引額は、先方が振込手数料を引いて振り込んできた分です。 入金額と合わせた入金合計が、本来の請求額になります。

請求・入金 / 入金管理(新規)
入金の新規フォーム

今回は、振込額 5,948,340円と差し引かれた手数料 660円で、入金合計は 5,949,000円。この時点では全額が未消込です。

充てる請求を選ぶピッカー

見出しは「未回収の請求から選択」。候補は、この取引先の残高がある請求だけです。 全額入金済みの請求は候補から消えるため、二重の充当は起こりません。

未回収の請求から選択(残高のあるものだけ)
請求ピッカー

消込明細を確定する入金消込タブ

選んだ請求が消込明細になり、充当額には残高が入ります。 今回の振込は、7月分の追加開発 1,859,000円と今回の請求 4,090,000円の2枚にまたがりました。

請求・入金 / 入金管理 — 入金消込
入金消込
AUTO

保存すると、両側が同時に動きます。入金は未消込額が0になり、消込ステータスが「消込済」に。 充てた2枚の請求も、それぞれ回収ステータスが「入金済」に変わります。 請求書の控えに手で印を付けて回る作業はありません。

請求・入金 / 入金管理 [RC2608190001]
消込済の入金
STEP 5

売掛金が立って、落ちるまでを見る

経理

「会計連携」タブの仕訳データを、取引先で絞って追います。

仕訳データを開く会計連携 › 仕訳データ

下から順に読むと、こうなります。

会計連携 / 仕訳データ(取引先で絞込み)
入金1件から出た仕訳

08/19 売掛金 4,070,000 / 売上高。請求の発行で売上を計上します。
08/19 売掛金 20,000 / 立替金。印紙代は売上ではなく、立替金の回収です。
09/30 普通預金 / 売掛金が2行。充てた請求ごとに、1行ずつ入ります。
09/30 支払手数料 660 / 売掛金。先方が差し引いた手数料は、当社の費用になります。

AUTO

手数料の660円まで仕訳になるため、売掛金の残高はちょうど0になります。 振込額と請求額のずれで消し込めない、という状況が起こりません。 税区分も明細のまま乗るため、消費税の集計にもそのまま使えます。

FLOW COMPLETE

1件の受注が、商談から回収・仕訳まで通りました

人が入力したのは、件名・金額・明細と、通帳を見て打った着金額だけです。 見込みの集計、税率別の内訳、請求残高、回収ステータス、仕訳は、すべてシステムが出しました。

STEP 1 商談管理
OP2608190001
受注 / 確度 100%
STEP 2 契約管理
CT2608190001
締結済 / 4,620,000円
STEP 3 請求管理
IV2608190001
発行済 → 入金済
STEP 4 入金管理
RC2608190001
消込済 / 請求2枚に充当
STEP 5 仕訳データ
5 行
売掛金の残高 0
TRACEABILITY

入金の1行から、受注した商談まで遡れる

請求は、契約を通して商談につながっています。入金は請求を消込明細で持つため、 入金から請求、契約、商談へと遡れます。矢印の文字は、実際の画面のボタン名です。

商談管理 OP2608190001 取引先 さくら建材株式会社 契約管理 CT2608190001 請求管理 IV2608190001 入金管理 RC2608190001 「商談データへ」⇄「契約データへ」 「取引先データへ」 「契約データへ」⇄ 請求から遡る 消込明細の「参照」で請求を開く
商談管理
契約が付いた商談
商談から:受注後は契約IDが入り、「契約データへ」で行き先の契約を開けます。
契約管理
契約フォーム
契約から:「商談データへ」で受注の根拠に、「取引先データへ」で相手先に飛べます。
請求管理
請求フォーム
請求から:「契約データへ」で根拠の契約へ。回収ステータスで、入金の有無も分かります。
入金管理
入金フォーム
入金から:消込明細の「参照」から、充てた請求書をそのまま開けます。

3本のフローは、支払管理・契約管理・仕訳データを共有しています。 出ていくお金と入ってくるお金が同じ帳簿に載るため、資金繰りの確認に集計をやり直す必要はありません。