勤怠システムが出力するCSVをそのまま取り込み、給与計算・確定から
明細の配信(紙 / Web / メール)、振込データ、納付額の集計までを扱います。
本書は2026年8月の給与を1本の例として、勤怠CSVの取込から従業員が明細を受け取るまでを4章で追います。
毎月の給与は勤怠の取込から始まり、給与計算・明細の配信・振込と納付で閉じます。
給与年月ごとに1件の給与計算があり、その下に従業員1人1枚の明細が並びます。
明細の配信は紙・Web・メールを社員ごとに使い分けられます。
現行の勤怠システムが出力したCSVを、そのまま取り込みます。 ここではCSVを添付してから、897 行が勤怠実績になるまでを追います。
「勤怠」タブを開き、その月の勤怠取込を1枚起こします。
給与年月ごとの取込状況(取込待 / 解析中 / 解析済 / 反映済)と、総行数・エラー行数が一覧で分かります。
新しい取込は、左の「勤怠取込を新規登録」から作ります。
まっさらな取込が開きます。画面のいちばん上に、この取込の取込状況が表示されます (取込待 → 解析中 → 解析済 → 反映済)。開いた直後は「取込待」です。
給与年月に 2026/08 を入れ、勤怠システムから出力したCSVをそのまま添付します。 ファイル名を打ち直す作業はありません。
押すと取込状況が「解析中」に変わります。添付したCSVの読み込みと全行の検証は、続けてシステムが行います。
数秒で「解析済」になり、総行数 897 行・正常 897 行・エラー 0 行 が入ります。 文字コード(Shift_JIS / UTF-8)はシステムが判別します。
CSVの1行が1行として並びます。社員番号・氏名・出勤日数・労働時間に加え、行ごとの検証結果が出ます。 社員番号が実在しない、時間が読めない、同じ社員番号が二重にある — こうした行はエラー内容に理由が入ります。
解析の結果を確かめたら、勤怠実績へ反映します。
取込状況が「反映済」になり、反映日時が入ります。
社員 × 給与年月で 897 名ぶんの勤怠実績が並びます。これがそのまま給与計算の入力になります。
給与年月ごとに給与計算を1件作り、対象者ぶんの明細をまとめて作ります。 ここでは899 名ぶんの明細ができ、確定するまでを追います。
「給与計算」タブを開き、2026年8月ぶんの給与計算を起こします。
給与年月ごとの状態(準備中 / 計算済 / 確定 / 配信済 / 支給済)と、対象人数・総支給合計・差引支給合計が並びます。
開いた直後は「準備中」です。人が入れるのは給与年月・勤怠締日・支給日だけです。
給与年月 2026/08、勤怠締日 2026/08/31、支給日 2026/09/25 を入れ、画面上部の「登録」ボタンで登録します。
その月に在籍している 899 名ぶんの明細が一度に作られ、状態が「計算済」になります。
総支給合計 139,674,081 円・控除合計 22,371,680 円・差引支給合計 117,302,401 円 が入ります。
基本給と手当は社員ごとの給与改定から、割増手当は取り込んだ勤怠実績から、健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税・住民税は
それぞれの料額表と社員ごとの標準報酬から計算されます。
社員ごとに1行、総支給額・控除合計・社会保険料計・所得税・差引支給額が並びます。 1行を開くと、支給と控除の内訳(基本給・役職手当・通勤手当・時間外手当・健康保険料…)が項目ごとに見られます。
内容を確かめたら確定します。
状態が「確定」になり、確定日時と確定者が入ります。確定した明細の金額は変わりません。 直すときは差し戻してから計算し直します。
給与明細は紙・Web・メールのどれでも渡せます。社員ごとに「紙」「Web」「紙+Web」を持ち、 1回の配信でそれぞれの方法に振り分けられます。
確定した給与計算から、その月の配信をまとめて作ります。
899 名ぶんの配信が作られ、Webの対象 719 名がその場で公開されます。 紙の対象は印刷したときが配信になります。
社員ごとに配信区分(紙 / Web / 紙+Web)と状態(未配信 / 公開済 / 開封済 / 印刷済)が並びます。 2026年8月は紙 180 名・Web 360 名・紙+Web 359 名です。 左の階層から給与年月・配信区分・状態で絞り込めます。
給与年月の行で「紙の対象者を出す」を押すと、紙が必要な社員ぶんだけをまとめて出力します。 印刷した社員は「印刷済」になります。
Webで見られる社員には、明細の入口をメールで届けられます。
給与年月ごとに未送信の件数が並びます。2026年8月は 719 名です。
件名と本文、宛先の一覧がそのまま出ます。本文の差込語は会社情報で直せます。 メールに載せるのは本人確認つきの入口URLで、明細そのものや金額は書きません。
719 件を送信しましたと出ます。送る前に下書きだけを書き出して、文面を確かめることもできます。
明細ごとにメール送信日時が入ります。紙の出力日時・Webの公開日時・開封日時と同じ行に並ぶので、 誰にどの方法で届いたかが1つの表で分かります。
従業員はブラウザからWeb明細を開きます。メールに載せた入口URLからも同じ画面に着きます。
スマートフォンでも同じ画面が開きます。
社員番号とパスワードを入力しログインします。
公開された月だけが並びます。過去の月もここから開けます。
支給・控除の内訳と差引支給額、勤怠の実績が1枚で出ます。その場で印刷やPDF保存もできます。
開いた月は配信一覧で「開封済」になります。