営業部門を品目別の実績で評価するためのシステムです。
品目ごとの目標と実績を入力すると、達成率・素点・加重点・総合点・評価ランクまでを
システムが計算します。
点数の決め方は、画面上の変換表で管理します。「達成率が何%なら何点か」「総合点が何点ならどのランクか」は、いずれも画面から編集できます。
本資料では、2026年度 下期の評価を新たに開始し、186名分を確定して締めるまでの流れを、実機の画面でそのままご紹介します。ログインする担当者ごとに4つの章に分かれています。①人事が評価期を準備する ②社員が自己評価を書く ③評価者が部下を評価して提出する ④人事が確定して評価期を締める
各章の冒頭に、その章で使うログインIDを記載しています。同じIDでログインすると、資料と同じ画面を操作できます。画面のデータは、2025年度 上期から2026年度 上期までの3期をすでにこのシステムで運用した会社という設定です。
評価は社員1名 × 評価期1つ = 評価シート1枚の単位で管理し、その中に品目1件につき1行を持ちます。担当者が入力するのは品目ごとの目標と実績の2つだけで、そこから先は下の図のとおりシステムが計算します。図の数値は、第3章で評価者が実際に入力する前田 智子さん(営業第一部 MR)の1行目です。
上の図に登場する要素は、すべて画面から編集できるデータです。プログラムに固定された値はありません。
| 図の中の要素 | 何を決めるか | 画面 |
|---|---|---|
| 品目 | 評価対象となる品目。薬効分類と有効/無効の区分を持ちます | マスタ管理 › 品目マスタ |
| 評価レンジ表 | 達成率 → 素点の変換表。段数も刻み幅も自由に設定でき、表は複数登録できます | 評価の設定 › 評価レンジ一覧 |
| 評価ランク表 | 総合点 → S / A / B / C / Dの変換表。段の名称も境界値も変更できます | マスタ管理 › 評価ランク |
| 社員 | 評価対象者(評価対象区分・在籍状況)・役職(どの評価基準が当たるか)・評価者(上長) | 従業員 › 社員一覧 |
品目は7件登録されています。有効のチェックを外した品目は、評価基準に追加できなくなります。販売終了した品目を削除せずに、次の期以降の評価対象から外すことができます。
この会社では変換表を3本登録しています。主力品目用の標準レンジ、発売直後の品目用の新薬立上りレンジ、今期の重点品目用の重点品目レンジです。一覧に段の内訳が表示されるため、開かなくても中身を比べられます。
段は画面上で追加・削除できます。段と段の間に隙間や重なりがあると、システムが検出します。「達成率95%に該当する段がない」という状態のまま運用が進むことはありません。
ランクは5段階です。段数・名称・境界値はすべてこの画面で変更できます。
営業3部の186名に、人事部10名と営業本部長を加えた197名を登録しています。評価対象にチェックが付いた在籍社員のみが、一括作成の対象になります。
誰が誰を評価するかは、社員マスタの「上長」だけで決まります。組織図を別途管理する必要はありません。どの評価基準が当たるかは「役職」で決まります(→ 01 STEP 2)。
社員は自分の社員IDでログインします。評価シートは「自分の分」と「自分が評価する部下の分」だけが表示されます。以降の4つの章は、次のIDでそれぞれログインして操作します。同じIDでログインすると、この資料と同じ画面を操作できます。
| 立場(章) | ログインID / 氏名 | パスワード | 閲覧できる評価シート | できること |
|---|---|---|---|---|
| 人事 01・04 章 |
S0188 高橋 奈緒 人事部 部長(人事部10名 S0188〜S0197 が同じ権限) |
9CQ7xTfvAh%4 | 全社員分 | 評価期・評価基準の作成 / 一括作成 / 確定・一括確定 / 評価期を締める / 集計 |
| 被評価者(本人) 02 章 |
S0016 前田 智子 営業第一部 MR |
QeDVDrNCYQ%5 | 自分の分のみ | 自己評価コメントの記入(作成中のあいだ)。目標・実績・点数は閲覧のみ |
| 評価者(上長) 03 章 |
S0002 池田 翔太 営業第一部 課長(直属の部下14名) |
AL4uQpkRxV-5 | 自分の分 + 配下の分(部下の部下まで) | 部下の目標・実績の入力 / 評価者コメント / 提出(確定はできません) |
| 評価者(部長) 参考 |
S0001 山口 大輔 営業第一部 部長 |
z2AbRCpE7v+2 | 自分の分 + 部内全員の分 | 直属の課長の評価 / 配下全員の閲覧 |
ログイン画面でログインID とパスワードを入力します(大文字・小文字を区別します)。ログインし直すときは、画面右上の「ログアウト」から抜けてください(タブを閉じるだけでは前の担当者のままです)。
閲覧範囲・入力できる欄・表示されるボタンは、ログインした担当者に応じてシステム側で切り替わります。画面ごとに個別の条件を設定する作りではありません。
新しい期を開始するために必要な操作は3つだけです。評価期を作成する → 評価基準を置く → 一括作成をクリックする。1人ずつ評価シートを配布する作業も、Excel をコピーして名前を書き換える作業もありません。
評価期は「2026年度 下期」のような評価の単位です。開始日と終了日を持ち、状態は準備中 → 受付中 → 締切の順に進みます。状態はボタン操作でしか変わりません(選んで書き換えることはできません)。
過去3期は締切の状態で、それぞれ186枚の評価シートを保持しています。これから追加するのは4つ目の評価期です。
入力するのは評価期のid・名称・開始日・終了日だけです。画面上部の帯のとおり、新しい評価期は「準備中」から始まります。
未保存の欄は黄色で表示され、ツールバーに「未保存: 5 項目」と表示されます。変更箇所が分からないまま画面を閉じてしまうことがありません。
新しい評価期が先頭に表示されます。シート件数は 0 です。評価期を作成しただけでは、まだ評価は始まりません。
評価基準は評価シートの雛形です。「どの品目を・どのウェイトで・どの変換表で評価するか」を定義します。1つの評価期に、役職ごとの評価基準を何本でも置けます。各社員には自分の役職を対象にした評価基準が当たり、該当がなければ「その他の役職すべて」の基準が当たります。
まだ1本もありません。表の左上の[+]で行を足します。1行 = 評価基準1本です。
今期は「その他の役職すべて」(MR・主任MR)/ 課長 / 部長の3本です。課長はチームの数字、部長は部全体の数字で評価します。評価基準の名前は付けません(「2026年度 下期 課長」のように自動で付きます)。行を保存すると、品目を入れられるようになります。
品目は手入力せず、品目マスタから選択します。欄をクリックすると一覧が開きます。有効な品目のみが表示されます。
変換表も一覧から選びます。候補に段の内訳が表示されるため、どの表が甘く・どの表が厳しいかを見比べて選べます。
品目・ウェイト・変換表を入れて保存した状態です。品目名・薬効分類・変換表の名前と内訳は、選んだ時点で自動で表示されます。ネオスタチン錠は今期の重点品目として重点品目レンジ、ペインレスカプセルは新薬立上りレンジ、他は標準レンジです。
ウェイト合計が行ごとに表示されます。合計が100%でない基準の評価シートは確定できません。各行の右端の参照アイコンから、その変換表の画面を開けます。基準は評価期ごとに独立しているため、ウェイトや変換表を見直しても過去の評価は1点も変わりません。
ボタン1つで、評価対象の在籍社員分の評価シートが作成されます。各社員には、役職に合う評価基準が自動で当たります。
ボタンはその状態で行える操作だけが表示されます。準備中の期では[対象社員へ評価シートを一括作成]だけです。
帯が受付中へ進みました。評価期の状態を手動で切り替える必要はありません。右端のシート列に、各基準で作成された枚数(その他 171 / 課長 12 / 部長 3)が表示されます。
どの評価基準で作成されたかが1枚ごとに表示されます。評価者の欄には、社員マスタの上長が自動で設定されています。
この時点では目標も実績も 0 です。ここから先は、それぞれの社員と上長が自分の画面で操作します。
ここからはログインする担当者が変わります。評価される本人でログインすると、自分の評価シートだけが表示されます。本人が書けるのは自己評価コメントだけで、目標・実績・点数は閲覧のみです。
自分の評価が今どの段階にあるかを、本人も画面で確認できます。
4期分が表示されます。過去3期は確定済み、今期は作成中です。
白い欄が、この担当者が書ける欄です。本人の画面では「本人コメント(自己評価。本人が書く)」だけが白く、評価者コメントや点数の欄は書けません。本人コメントは、シートが作成中のあいだだけ書けます(提出後は本人も変更できません)。
本人の画面では、品目別評価の欄はすべて閲覧のみです。点数を付けるのは上長です。この制御はシステムが行うため、運用ルールに頼る必要がありません。
評価者(上長)でログインすると、自分の評価シートと、自分が評価する部下の評価シートだけが表示されます。他の課の社員は、同じ画面を開いても表示されません。
一覧には自分の配下のみが表示されます。誰を評価するのかを名簿で確認する必要がありません。
直属の部下14名分が表示されます。全員が作成中で、まだ誰にも点数が付いていません。
前田さんが書いた本人コメントが、評価者の画面にもそのまま表示されます(評価者は書き換えられません)。現在クリックできるボタンは[評価を提出する]だけです。確定は人事の操作のため、この画面にはありません。
入力するのは目標と実績の2列だけです。打った瞬間に、達成率・素点・加重点・合計が表示されます。
評価基準で設定した7品目が、ウェイトと変換表が設定された状態で表示されています。白い欄が入力欄(目標・実績・ウェイト)、薄い青の欄は計算結果・参照の欄です。
保存する前の画面です(右上に「未保存: 7 行編集」)。達成率・素点・加重点・合計(98.25)がすでに表示されています。再計算ボタンはありません。この場の計算と保存時の計算は同じ仕組みで行うため、保存しても数字は変わりません。
この1枚に、OVERVIEW の図の内容がそのまま表示されています。注目点は3つです。
① ネオスタチン錠10mg は達成率 108%。重点品目レンジの「105以上115未満」に該当し、素点は 125 です(標準レンジなら100)。
② リノベアOD錠・ソムノア錠はちょうど 105%。標準レンジの「100以上110未満」に該当し、素点は 100 です。境界値の扱いに迷うことがありません。
③ ペインレスカプセルは達成率110%で素点110。標準レンジなら120ですが、この行は新薬立上りレンジを適用しています。
各行の右端の参照アイコンから、その行の変換表の画面を開けます。
加重点の合計 98.25 が総合点となり、評価ランク表から B が求められました。総合点も評価ランクも、手入力する欄ではありません。評価者コメントは「評価者コメント(上長が書く)」欄に書きます。
点数が付いたら提出します。状態が進むのは、画面のボタンをクリックしたときだけです。
帯が提出済へ進み、提出日が自動で記録されます。以降このシートは上長からも本人からも編集できなくなります。
提出した1枚だけが提出済になりました。誰が未提出かを集計する必要はありません。
この資料では1枚だけを例示しましたが、以降は186名全員が同じ手順で提出を終えたものとして進めます。
確定は人事のみが行える操作です。評価者の画面には確定ボタンが表示されません。1枚ずつ確定することも、その期の分をまとめて確定することもできます。
人事には全社員分が表示されます。状態ごとにメニューが分かれているため、メニューを開くだけで進捗が分かります。
186枚すべてが提出済です。未提出(作成中)のメニューを開くと0件です。誰に催促するかを集計する作業は不要です。
評価期の評価基準タブに戻ると、一括作成のボタンに代わって一括確定のボタンが表示されています。
[全評価シートを一括確定]は、作成中のシートが0枚で、提出済が1枚以上あるときにクリックできます。ボタンがクリックできるかどうかが、そのまま「いま確定してよいか」の判断になります。
186枚が1回の操作で確定し、確定日が記録されました。社員・部署・役職・評価基準・状態・総合点・ランク・評価者が1行に揃っているため、結果を確認するために別の表を作る必要がありません。
一括確定は「提出済のシート」だけを確定します。ウェイト合計が100%でない、素点が求められていない、といったシートが1枚でもあれば、1枚も確定せずに処理を中止します。一部だけ確定した状態にはなりません。
確定した結果は評価期 × 部署で自動的に集計されます。最後に評価期を締めると、その期の評価が完了します。
評価期ごと・部署ごとに、人数・確定数・S〜Dの人数・平均点・S/A比率が並びます。過去の期とそのまま比べられます。
2026年度 下期・186名の平均は 96.53点、S・A の比率は 39.2% です。
受付中の期には[評価期を締める]が表示されます。作成中・提出済のシートが1枚でも残っていると締められません(メッセージが表示され、期は受付中のままです)。
帯が締切へ進みました。締めた後に直す必要が出たときは[受付中へ戻す]で戻せます。締めた期は、評価者の【今期】の一覧から外れます。
4期すべてが締切になりました。次の期も同じ3つの操作で開始できます。評価期を作成する、評価基準を置く、一括作成をクリックする。
評価で説明を求められるのは点数そのものではなく、その点数の根拠です。本システムは総合点を計算結果として保存するだけでなく、どの品目が・どの実績で・どの変換表の何段目に該当し・何点を加算したかを行として記録します。
上の図の流れが、この表の最終行に対応します。目標・実績・達成率・レンジ・レンジの内訳・素点・ウェイト・加重点が1行に揃っているため、説明のために別の表を作る必要がありません。
端数処理の方法をあらかじめ固定しています。「丸めてから合計する」と「合計してから丸める」では結果が食い違い、移行時に「現行の集計と1点合わない」という形で表面化します。本システムは加重点を小数第2位で丸め、丸めた値を合計します。現行の集計方法がこれと異なる場合は、設定で合わせます。