依頼元から FAX・紙・メール・電話で届く配送依頼(オーダー)を、AI が読み取り、配送 1 件ずつのデータに分けて、
配車管理システムがそのまま取り込める CSV にするシステムです。人は確かめて「登録する」をクリックするだけです。
依頼元の書式や送り方はそのままです。1 枚に複数の納入先・複数のオーダーが混ざった依頼書は自動で分け、
あとから届く変更・取消・同じ依頼の再送は、登録済みのオーダーと突き合わせて二重に登録しません。
依頼書を読む・配送ごとに分ける・変更を探して直す・配車システムへ入力する、を1 つの画面の流れにします。
FAX の PDF・スキャンした紙・メール(本文と、添付された PDF・Excel・Word の依頼書)を取り込むと、AI が依頼の中身(オーダー番号・積地・出荷日・納入先・納入日・時間指定・品名・数量・重量)を読み取ります。 依頼元ごとに様式を登録する作業はありません。紙を束でまとめてスキャンした PDF は、依頼書ごとに自動で分けてから読みます。 依頼元は送信元の FAX 番号か、書類の社名で自動で決まります。
→ FLOW 01・02 で受付を見ます読み取った行は納入先 × 納入日 × 積地 × 出荷日 × 時間 × オーダー番号ごとの「まとまり」(= 配送オーダー 1 件)に自動で分かれ、登録の前に一覧で確かめられます。 まとまりごとに登録済みのオーダーと突き合わせて、新規 / 変更 / 追加 / 取消 / 登録しない(同じ依頼の再送) を提案します。 変更は版と履歴に残り、配車システムへ渡した後の変更は「再連携要」として次の CSV に載ります。
→ FLOW 03 で変更と再送を見ますCSV の列の並び・見出し・日付の書き方・区分のコード・文字コード・1 行の単位は画面の「CSV レイアウト」で決めます。配車システムの様式が変わっても、プログラムの改修は要りません。 CSV にはまだ渡していないオーダーと、渡した後に変わったオーダーだけが載り、同じオーダーが二重に渡ることはありません。電話・メールで受けた依頼も同じ CSV に集まります。
→ FLOW 05 で CSV を作ります左は、依頼元から届いた FAX をそのまま画像にしたものです。1 枚の出荷指示書に3 つのオーダー番号が並び、倉庫(積地)は多摩と八王子の 2 か所、 最初のオーダーは届先が 2 か所あります。
下は、この FAX を AI が読み取って分けた「登録のまとまり」です。4 件の配送オーダー(オーダー番号 3 つ × 届先)に分かれ、どれも登録済みのオーダーとは重ならないので「新規」です。
このまま「登録する」をクリックすると、配送オーダーが 4 件できます(FLOW 01)。
配送依頼の受付でよくある困りごとと、このシステムでの扱いです。
| ご要望・困りごと | このシステムでは | 画面 |
|---|---|---|
| FAX で受けた紙をスキャンしてデータ化したい | FAX サーバの PDF・スキャナの保存先を取込フォルダにするだけで、AI が読み取って受付に並べます。2 日に 1 回まとめてスキャンした束も、依頼書ごとに自動で分けます | FLOW 01 02 |
| 1 枚に複数の納入先・出荷オーダーが混ざっている | 行ごとに納入先・日付・積地・オーダー番号を読み、配送オーダー 1 件ずつのまとまりに自動で分けます。分け方の条件(オーダー番号で分けるか)は依頼元ごとに設定でき、登録の前に一覧で確かめて直せます | FLOW 01 |
| 途中で届く変更依頼・同じ依頼の再送 | まとまりごとに登録済みのオーダーと突き合わせ、変更・追加・取消は元のオーダーへ反映(版と変更履歴)、同じ内容の再送は「登録しない」。変更の疑いがあるものは人が選ぶまで登録を止めます | FLOW 03 |
| 配車管理システムへ取り込む CSV の加工・生成 | 取込様式は画面の CSV レイアウトで合わせます(列・見出し・書式・区分のコード・文字コード・変更と取消の出し方)。CSV はまだ渡していない分だけを集めて作り、何をいつ渡したかが残ります | FLOW 05 |
| 電話・メールで受けて手入力した依頼も同じ CSV へ | 電話は配送オーダーを画面で登録、メールは本文を貼るか、メールごと(または依頼書の PDF・Excel・Word を)添付して AI が読みます。どれも同じ配送オーダー → 同じ CSV です | FLOW 04 |
青は人が操作するところ・橙の点線はシステムが自動で行うところです。
株式会社サクラ日用品から届いた出荷指示書(オーダー番号 3 つ・倉庫 2 か所・届先 4 か所)を例にします。
依頼書が届くと AI が読み取り、「確認待ち」に並びます。読み取りは 1 通あたり十数秒です。
各受付について、受付時刻・依頼元・経路(FAX取込 / スキャン取込 / メール)・種別(新規依頼 / 変更 / 取消 など)・登録できるか・行数・オーダーの処理(新規 4 / 登録しない 6 / 要確認 1 など)・納入日が表示されます。
依頼元は送信元の FAX 番号でサクラ日用品に決まりました(決め方 = FAX番号)。種類は AI の見立てどおり「新規依頼」、登録できるかは「登録できる」です。 「登録できるか」はシステムが自動で判定します。依頼元が決まっていて、赤い行(納入先・積地・納入日・品名・数量が決まらない行)と「要確認」のまとまりが無いと「登録できる」になります。
読み取った行は納入先 × 納入日 × 積地 × 出荷日 × 時間 × オーダー番号ごとのまとまりに分かれます。1 まとまり = 配送オーダー 1 件です。 「提案」は、登録済みのオーダーと突き合わせた結果です(新規 = 同じオーダーが無い)。「処理」と「対象」は人が直せます。
左側の列(FAX の納入先・FAX の品名)が依頼書に書かれたまま、右側が登録する値です。納入先・積地・品目は覚えた書き方(名寄せ)とマスタで自動で当たり、 重量は書かれていなければ数量 × 品目の単位重量で入力されます。赤い行は納入先や品目の欄をクリックして選びます(選んだ対応は登録のときに覚えます)。
受付の状態が「登録済」になり、入力欄は直せなくなります。
配送オーダーが 4 件できました(DO2609300178・DO2609300179・DO2609300180・DO2609300181)。どれも「未連携」(まだ配車システムへ渡していない)です。 下は依頼元へ FAX で返す受領確認書です。ブラウザの印刷で PDF にできます(受けた内容の行き違いを防ぎます)。
登録した行の書き方(依頼元が書く納入先名・品名・倉庫名)は名寄せとして覚えられ、送信元の FAX 番号も依頼元に追加されます。次の依頼書からは自動で当たります。
登録した配送オーダーは、日別の画面と配車 CSV(FLOW 05)に「未連携」として並びます。
紙の依頼書を2 日に 1 回まとめてスキャンしても、1 通ずつ取り込む必要はありません。スキャナの保存先を取込フォルダ(scan)にしておくと、AI がページの区切りを見て依頼書ごとの受付に分けます。
3 ページの PDF が、差出人・表題・様式の違いから3 通の依頼書(ミナト食品・東和資材・北斗飲料)に分かれました。束の受付は「分割済」で、登録は分けた受付でそれぞれ行います。
1 通目(ミナト食品の配送依頼書・定型の表に手書きの数量)です。行 = 納品先、列 = 品目の表を、1 マス = 1 行に読み取り、納品先ごとの 3 まとまりに分かれました。
依頼元ごとに書式はまったく違います(定型の表・出荷指示書・手書きのメモ・週間表・メール)。どれも様式の登録なしで読み取ります。
手書きの数量がかすれて読みにくい行は、AI が確信度「低」として印を付け、オレンジの「要確認」の行になります。
受付のまとまりは、登録のたびに既存の配送オーダーと突き合わせられます(オーダー番号 → 納入先と納入日の順に探します)。
内容(日付・時間・納入先・品目・数量)が登録済みのオーダーと同じなので、6 まとまりとも「登録しない」になりました。登録をクリックしても、配送オーダーは増えません。
アオバ製菓から、発注No. の数量を変える変更依頼書が届きました。オーダー番号と納入先で対象の配送オーダーが見つかり、提案は「変更」、変わるところが 1 行で表示されます。
変更前と変更後が書かれた依頼書です。AI は変更後の内容を読み取り、登録済みのオーダーとの差分をシステムが計算します。
このオーダーは昨日の CSV で配車システムへ取り込み済みだったので、変更を登録すると「再連携要」(配車後の変更)になり、次の CSV に「変更」として載ります。変更の中身は版と変更履歴に残ります。
取り消すオーダーが見つかりました。登録すると配送オーダーは「取消」になり、配車システムへ渡した後なら次の CSV に「取消」として載ります(渡す前なら何も渡りません)。
新規依頼として届いたのに、同じオーダー番号で中身の違うオーダーがすでにあります。変更の疑いがあるので、システムは登録を止めて人に「変更」か「新規」かを選んでもらいます(処理の欄で選ぶ)。
手書きの FAX に初めての現場が書かれていました。住所が読めているので、登録すると納入先マスタに「要確認」で仮登録されます(マスタの【要確認】で住所と配車コードを確かめます)。
メールの依頼は、本文に書かれていることも、依頼書が PDF・Excel・Word で添付されていることもあります。どちらも同じ画面から AI が読みます。
メール本文をそのまま「メール本文」へ貼り付けて、「AI で読む」をクリックします。
1 通のメールに納品と空容器の引取(回収)が書かれていました。作業区分が違うので、2 件の配送オーダーに分かれます(配車システムへは作業区分のコード付きで渡ります)。
メールソフトからメールを保存(.eml / Outlook の .msg)して「原本(添付)」へドロップし、「AI で読む」をクリックします。 依頼書のファイル(PDF・画像・Excel(xlsx / xls)・Word・CSV・zip)だけを添付しても読めます。
このメールは、本文が「関東DC 向けは添付の出荷依頼書(PDF)、店舗向けは添付の店舗別明細(Excel)のとおり」という送付状で、 最後に「府中店のゴミ袋は Excel では 6 ケースだが 10 ケースに変更」と書かれていました。 AI は PDF から 3 行・Excel から 5 行を読み、府中店のゴミ袋は本文の指示どおり 10 ケースにしました。 各行の「メモ」にどのファイルから読んだか(出典)が入力されます。
解析メモには、読み方と読んだもの(メール本文・PDF 1 ページ・Excel 1 シート)が残ります。読めない形式の添付があれば、それも書かれます。
PDF の関東DC と、Excel の 3 店舗が、4 件の配送オーダーに分かれました。ここから先は FAX と同じく「登録する」をクリックするだけです。
メールに添付された PDF・画像は「原本イメージ」タブにも並ぶので、依頼書を見ながら読取結果を直せます。
依頼元を選ぶと既定の積地が入力され、納入先を選ぶと住所・電話が入力されます。「品目を追加」で依頼元の品目から選び、数量を入力して保存します。出荷日はリードタイムから、重量は単位重量から自動で入力されます。 電話で変更を受けたときは、配送オーダーを開いて直して保存します(版と変更履歴は自動で残ります)。
出荷日ごとに、配送オーダーの件数・未連携(まだ渡していない)・再連携要(渡した後の変更・取消)・取込待ち・取込済・配車後変更の件数と総重量が並びます。
まだ渡していないオーダーだけが集まり、CSV ファイルができました(文字コード・行数も表示)。ダウンロードして配車システムで取り込んだら「配車システムに取り込んだ」をクリックします。 載ったオーダーは「出力済」→「取込済」になり、次の CSV には載りません(直したときだけ「変更」として載ります)。
ファイルと同じ中身を画面で確かめられます(変更・取消の行は色付き)。
項目(配送オーダーのどの値を出すか)・見出し・書式(YYYY/MM/DD・YYYYMMDD・整数・小数など)・値の置き換え(新規=1,変更=2,取消=9 など)・最大桁を 1 列ずつ決めます。 ファイルの形式(Shift_JIS / UTF-8・見出し行・区切り・1 行 = 明細か 1 件か)と、変更の出し方(区分付き / 取消+新規 / 上書き)も選べます。
各日について、受付件数・登録件数・できたオーダー・変更・追加・取消の件数・重複を防いだ件数・明細の行数・自動で当たった行と割合・受付から登録までの時間(分)が表示されます。
サンプルデータでは、名寄せがほぼ空の状態から始めた最初の日に 44% だった自動一致率が、登録のたびに書き方を覚えて100% になっています。
サンプルデータは依頼元 6 社(書式がすべて違う)・納入先 38 か所・覚えた書き方 37 件です。 依頼元・積地・納入先・品目は配車システムのマスタを CSV で取り込めます(コードをそろえると CSV にそのまま載ります)。
依頼元ごとに FAX 番号(複数)・既定の積地・締め時刻・リードタイム・オーダー番号で分けるか・配車システムのコードを持ちます。開くと FAX 番号・積地・品目・覚えた書き方・オーダー履歴をタブで見られます。
受付で仮登録した納入先。住所と配車コードを確かめて直すと「要確認」が外れます。
依頼元ごとの書き方と、納入先・品目・積地の対応。登録のたびに自動で追加され、使った回数が記録されます。